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コーヒー豆の自家焙煎。

最近、食事だけでなく、
コーヒー豆の購入をして頂けるお客さんが増えました♪
誠にありがとうございます♪
これからもご愛顧のほど、よろしくお願い致します。
m(_ _)m

ンなわけで、今回は『コーヒー豆の焙煎』について、
つらつらと書こうかな?と思いたった次第にございます。

書くまでもありませんが、
ウチは『自家焙煎』をやってます。
『生豆を仕入れて、焙煎をし、販売をする。』

当たり前っちゃー、当たり前ですが、
皆さんが普段の生活で目にするのは、
『焙煎されて黒くなったコーヒー豆』だと思います。

でも、焙煎される前のコーヒー豆って薄緑なんです。
こんな感じ。
生豆
青臭くてお米みたいな香りです。

初めて見た時の僕の感想は、
「あぁ、そっか、、、コーヒー豆も農作物だもんな。」
『焙煎されて良い香りを放つコーヒー豆』に、
知らぬ間に加工品(お菓子やケーキの類い)のイメージを抱いてた僕。
『焙煎をする』という行程が入るだけで、
結局は、
素材の味が顕著に現われる『ご飯』や『サラダ』に近い商品なのだとも認識しました。

横浜の洋食屋やカフェ、表参道のフレンチカフェで、
『料理人』として修業してた僕には新しい発見であり、
徳島に帰って来て、
『自家焙煎のコーヒーを扱う店』
をやるに当たって貴重な経験でした。

なんだか、話がそれましたね、、、。(^_^;)
本筋に戻しましょう。

ンで、ですね。
とにかく生豆を焙煎するわけです。

わかりにくいと思いますが、
ガスバーナーが15個連なってます。
つまり、もの凄い火力です。

焙煎機の構造をちょっと話しますと、
この上に『回転式のドラム』があり、
その中を豆が『常に転がってる』状態。

焙煎の行程は、
それぞれ自家焙煎をやってるお店によって違うと思います。
ウチもオリジナルな方法を確立してるつもりなので、
そこは企業秘密ならぬ『弱小個人商店秘密』で♪笑。

上の写真を見る限りだと、
「火力調整ぐらいじゃない?」
とお思いになるかも知れませんね?

確かに『火加減』はもちろんですが、
それに伴って、
ドラムに『風(空気)』を送り込むタイミングなどで、
『爆ぜる(はぜる)』温度が変わって来たりします。
と言う事は仕上がりのタイミングも変わってくるわけで、
季節によって『送り込む空気の温度や湿度』も違うわけで、、、。
おっと、これ以上書くと、さらけ出してしまいそうなので、
この辺りで止めときましょ♪
笑。

ちなみに、
『爆ぜる(はぜる)』の意味をちょっと解説しておきますと、
焙煎していると生豆の水分がなくなり、
カラッカラの状態になります。
そこからさらに熱せられる事により、豆は膨張し始めます。
その時に『パキッ!!ピキッ!!』と音を立て始めます。
その状態を『爆ぜる』と言います。

この『爆ぜ』は、
『焼き具合(ロースト)』に非常に関係しています。
焙煎の行程として『一爆ぜ(いちはぜ)』『二爆ぜ(にはぜ)』と言うのがあります。

『爆ぜ』は1回ではありません。
1度目の『爆ぜ』が済んだ後、さらに焙煎を続けていると、
2度目の『爆ぜ』が始まります。
それを『二爆ぜ』と言います。

コーヒー豆の焼き具合は数段階に分けられていて、
焼きが浅い順に、
『シナモン、シティ、フルシティ、エスプレッソ、イタリアン、フレンチ』
って感じです。
焼き具合の違い
つまり、
『爆ぜる手前』に上げるのが、シナモンロースト。
『一爆ぜ』の途中や終了してから上げるのが、シティロースト&フルシティロースト。
『二爆ぜ』の途中や終了してから上げるのが、エスプレッソロースト&イタリアンロースト&フレンチロースト。
てな具合です。

ちなみにウチの基本は『シティ〜フルシティロースト』です。
『豆独自の味を残しつつ、焼き上がりの芳ばしさも楽しめるロースト』と、
僕が判断したから。
『二爆ぜ』まで行ってしまうと
『ブラックで飲むコーヒー』にはちょっと合わない気がするし、
『豆の持つ特徴』も損なわれると思いますので、、、。

ンなわけで、また話がそれましたね♪
本筋に戻りましょう。笑。

焼き上がった豆は一気に冷まします。
冷却
よく勘違いされるのですが、
この作業は『焼いてる』のではなく、
逆で『冷まして』ます。

この下にファンが付いていて、底に吸込む方向に風が流れています。
その上を粗熱が取れ易いようにグルグルと回転させるのです。
充分に冷めたら全てのスイッチオフ。
焙煎終了♪

僕がコーヒー豆を焙煎出来るのは『定休日』のみ。
(たまに間に合わない時は、お店を閉めて焙煎してたりしますが。)
「せっかくの休みになんで、仕事せなあかんねん!!」
とか、よくツイートしてますが、、、。
実は、そこまで本気じゃないです。笑。
ここまで読んで頂いた方には伝わると思いますが、
『コーヒー豆の焙煎』って、実は結構面白いンです♪

それに、正真正銘
『焙煎したてのコーヒー』が飲めますからね♪
超膨らむ♪

焙煎した後に飲むコーヒーは最高です♪
コーヒーブレイク
特に冬はね♪

コーヒー豆
コーヒー豆は
『焙煎してから2週間は、香り(ガス)を出す。』
と言われています。
(つまり、湿気等を吸収しにくい状態。)

美味しく飲める期間は、
『挽いた状態』なら2週間くらい。
『豆の状態』なら、
密閉容器に入れて、常温で1ヶ月。
密封容器に入れて、冷蔵庫等なら3ヶ月。
上記はあくまで目安ですが、
よほどの悪条件で無い限りカビなどは生えません。
だって、見ての通り『カラッカラ』に焼いてますからね♪
笑。

たまに油分が出てテカテカの豆があると思いますが、
それは焼いた温度が高かったり、焼きの時間が長いだけの事です。
『二爆ぜ』までいけばどんな豆でも油分は出ます。
ご安心を!!

なんかつらつらと長くなってしまいましたが、
コーヒーに興味を持って頂ければ、これ幸いです♪
ついでに、
ウチでコーヒーを買って貰えれば、、、
もっと幸いです♪
全力でてへぺろ(・ω<)♪
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